アイステックは最高のミックス製造を行える機械です。
最大の特色は間接加熱冷却方式(ベインマリー)です。
通常の加熱方式はニクロム線を使用した直接加熱方式であり、そのニクロム線の温度は数百度という高熱です。ミックスはその高熱のニクロム線に接しておりダメージを受けています。また冷却も-30℃前後の温度に直接さらされることになり、最高品質のミックス製造は難しくなります。
これに対し、品質を重視するメーカーの加熱方法は蒸気によるものであり、その温度は100℃前後です。
またチラー水を使用し-15℃~ 0℃前後の温度で生地に優しい冷却を行っています。アイステックの殺菌機はミックス処理時間は従来と同じ1 工程・2 時間前後におさめ、かつ間接加熱方式をコンパクトにまとめあげた、イタリア技術陣の最高傑作です。
MODEL | 製造能力 | タンク容量 | 電源 | 電源消費電力 | ブレーカー容量 | 冷却水量 | W | D | H | 重量 | |
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L | minL | maxL | V/Ph | kW | A | L/h | mm | mm | mm | kg | |
PST 70 | 70 | 20 | 70 | 200/3P | 6.5 | 30 | 400 | 410 | 955 | 1080 | 200 |
PST 130 | 130 | 40 | 130 | 200/3P | 11 | 50 | 580 | 565 | 1030 | 1080 | 270 |
やわらかな加熱/冷却でミックスにダメージを与えない殺菌方法です。不凍液を加熱/冷却し、その液体をタンク周囲に循環させ、ミックスにやさしい加熱/冷却方式を採用しています。
撹拌ビーター底辺に特殊リングを取り付け、加熱殺菌時温度が高温に達したら自動的に高速回転を行います。
ミックスを均一に混合しエマルジョ
ン効果をもたらします。
また粉類も溶解でき、ダマになりにくい構造です。ハンドホイッパーなどでかき混ぜる手間がかからず衛生的にミックスを製造できます。
先進コンピューター回路によりスイッチを押すだけで68℃で30 分(または85℃)の加熱殺菌を行い、自動で冷却に切替り5℃まで温度を下げ、ミックスを保存・熟成。
撹拌スピードは緩やかに回転し始め温度上昇に従い自動で高速化、理想的な熱交換を行います。必要に応じマニュアルで撹拌スピードを変更することが可能です。日本製インバーターを使用し撹拌スピードは6 段階の設定が可能です。
パステライザーのメンテナンス費用が高額になる原因の一つに原料漏れによるモーターの故障・修理があります。アイステックのパステライザーは保護装置を取付けることでこのリスクを従来機に比べ確実に軽減。
《 モ ー タ ー 保 護 装 置 》
図面NO.21.22 はモーターに過負荷がかかってもモーターがすぐに焼損しないで、この部品が壊れて保護するように工夫。
《 液 漏 れ 防 止 》
撹拌ビータートップから殺菌時や洗浄時にミックス/洗浄水等が流れ込みブッシュを消耗したり、シャフトそのものを消耗し、また甚だしい場合にはモーターそのものを損傷させ多大な損失に。アイステックはこれらの多くの問題点を改善するべく、ビーターシャフトトップに漏れ止め防止シールを挟み、さらに運転中にはキャップをはめ万全を期すように改善。